ラン考えごと

サブスリーを目指すアラサーランナーのラン考えごと

【200809週報】疲労抜きJogという言葉の罠

f:id:moriiirun:20200810102949j:plain

まずは夏の気温に向けた身体慣らし

 今週は3連休の最終日(これを書いている本日月曜)にポイント練を入れたので、この1週間で見るとJogだけの1週間となった。
 平日はもろもろ予定もあり、走れたのは1日だけ。8月は後半の方が走れそうなのでこれはそこまで問題ない。

 いよいよ梅雨が明け、真夏の気温となった。今週は走る時間帯は主に7時代だったが、この時間でギリギリなんじゃないかっていう暑さ。
 Jogでも60分ぶっ通しで走ろうとすると疲労度が違う。そもそもJogでそこまで疲労を溜めることは良しとはしないので、これは論外。
 ということで、無理しないことを前提にJogは45分程度を目安にした。23分走って、折り返し。

 水曜日は時間が短いからと少しスピードを上げてみたが、これが失敗だった。暑くなり、強度も変わる中で同時スピードも上げてしまったので、変数が複数になり、身体がそれに対応しきれなくなってしまった。
 途中まではキロ4:30とかも出ていたが、後半はヘロヘロになってしまい5:30/kなどへ後退。辛いJogだった。

 やや涼しかった土曜日は1時間走っても大丈夫だったが、しっかりと暑い一日はやはり60分走るのは厳しそうだ。
 これまでの練習からすると物足りないようだが、強度としては密度が高くなっているし、夏はそれよりもこまめに走ることを重視したいので、しっかりと着実に積み上げていくことが大事。

疲労抜きJog」という言葉は好きではない

 今更だが、走りながら「疲労抜きJog」について考えてみた。
 個人的にはこの疲労抜きJogという言葉があまりしっくりこず、自分でも使うことを避けていた。

 考えてみると、そもそもJogであろうと走っているという事実に対して、「疲労抜き」という言葉が矛盾を持っていて引っかかるんだろうなと。
 いくら距離が短くても、Jogとして走る限り脚や心肺は使われるため、そこに疲労という生理学的作用は発生すると思っている。

 疲労抜きJogという概念は日常練習のつなぎ的な部分で使われることが多いと思うが、日常練習のつなぎとしてのJogの意味合いは、「フィットネスの維持」が自分としてはしっくりくる。
 本当の意味で疲労を抜きたいのであれば、「走らない」という選択肢がベストであることは自身の経験からも感じている。
 プロランナーの多くは練習以外の時間は疲労回復にあてられるが、市民ランナーは練習以外では仕事などがあり、疲労を取る機会が少ない。そのため、疲労を抜くことに対する最善策はやはり「走らない」ということになるだろう。
 自分も焦りや勢いに任せてついつい己の疲労度と向き合わず、走りすぎてしまうことがあるので、この考えを胸に留めておきたい。

 そういった意味でも、マラソン初心者などに「疲労抜きJog」という言葉を使ってアドバイスする際には慎重な判断が必要になると思った。