ラン考えごと

サブスリーを目指すアラサーランナーのラン考えごと

【レースレポ】第2回びわ湖マラソン2024

びわ湖マラソン2024を走ってきた。
このマラソンは昨年が第一回。そして今年は第2回で私は2年連続のエントリー。
昨年は練習不足と直前の体調不良も響き、28kmでDNFとなってしまっていた。

今年は昨年からリベンジすべく、練習こそはあまり増えていないが、レースプランなど練って臨んだ。

まずは前日から。

前日3/9は午後15時の新幹線で滋賀へ。
滋賀には17:30頃に着き、明朝のパンなどを買って実家へ。
夜ご飯はすき焼き。ご飯2杯とやや食べすぎた…。お酒はビール500ml一本。

夜22:30頃には就寝。

そして当日3/10。

朝5時に起床。朝食は昨日買ったパン屋のパンを3.5個、R-1ヨーグルト鉄分入り、マルチビタミンジュース、コーヒー。
京阪石山駅6:33の電車に乗り会場へ。今年は京阪電車も臨時便が出ていたようだが、それでも満員でぎゅうぎゅう詰めであった。
会場に着いて朝の残りのパン0.5個を食べ、ポカリを少し飲む。

そして、会場に着いたときからずっと、とにかく寒かった。
今大会は『寒い』の一言に尽きる大会だった。この日のレース前の気温は0.3℃。小雪もちらつき、会場は風も吹きとにかく寒かった。震えるくらい。
タイツや軽いウインドブレーカーも用意しておけば良かったと後悔しても遅し。いつもの半パンで走る予定だったが、このままでは整列中に凍えてしまうと思い、もともと履いていた長ズボンを履いて整列することに。
荷物預けが7:50までなので7:40頃に荷物を預け、7:55頃整列。友人と談笑しながら待ったので、20分ちょっとの待ち時間は暇ではなかった。
ちなみに、今回スタート前のトイレは会場の競技場にもとから設置されている公共トイレがめちゃくちゃスムーズで、小ならほぼ並ばすに入れた。マラソンでは仮設トイレではなく常設トイレを狙えの法則は健在である。

今回のシューズはOnのクラウドフロー。このシューズは昨年のびわ湖マラソン2023で履いたものである。マラソン以来、練習では一度も履いていない。
昨年、靴紐の結びが硬かった感もあったので、今回は強く締めすぎないようにした。とはいえ、まだ新しいシューズなので硬さは大分感じた。

そして8:20、いよいよマラソンがスタート。
友人とは早々に分かれ、マイぺースでスタート。

整列中に寒すぎたのもあってかやはり尿意が気になり、スタートして3kmでトイレに入った。このとき時計を誤って止めてしまい、時計上のタイムは2分くらい無かったものになっている。

走り始めはとにかく頑張り過ぎない、ペースにはこだわらないことを意識。
ちょこっと時計を見るとキロ5分20秒くらい。想定よりやや速い気がするが決して無理はしていないので気にしない。

そのまま淡々と走る。スタート前はあんなに寒かったのに、走り始めると1kmくらいですぐに寒さは感じなくなる。
そうなると念のため履いていた長ズボンがただの重りのように感じる。どこか適当なタイミングで脱いで捨てるしかないかと思っていたが、10km地点で母の応援があるのを思い出し、そこで脱いで預けることに。
無事10kmくらいの近江大橋を超えたところで母にズボンを渡す。
これで軽くはなったが、まだ晴れておらず風もあるので脱いでみるとやや肌寒さは感じた。


そこからも体感のしんどさを重視して走る。ペースは少しずつ落ちているが、それよりも完走することが大事。
スタートしてから足の裏の張りがずっとあるのが気になってはいた。新しいシューズだからだろうか。それとも、久しぶりにロードを走ったからだろうか、と思いながら走る。
そしてその蓄積が最初に明らかに形になってきたのは20kmくらいだった。メロン街道に入って何度か折り返すところ。ここではずっと「寒いな〜身体が暖まらないな〜」と思って走っていた記憶がある。
20kmで最初に足に明確な痛みを感じるようになり、嫌な予感を感じた。このときは痛みの大きさはそれほどでもなかったが、「まだ20kmなのにこの痛みがくるとは…」と思っていた。

とはいえ走り続けるしかない。
あまり気にしすぎずに走ると、気がつけば痛みはマシになっており、26kmの烏丸半島に着いていた。
烏丸半島といえば昨年のびわ湖マラソンで満身創痍になり、ここから2kmくらいでリタイアした記憶があるところ。
今年は20kmでの違和感はあったものの、去年よりは楽な感じで、もちろんこのまま走り続けることに決めた。

しばらくは痛みもなく走ることができ、気がつけば30kmを過ぎていた。
ちょっとずつ気になるのは空腹感。ゼリーは10km,20kmくらいでとった気がするが、足りなかったか。
エイドもそこそこ楽しんでいたが、それでも空腹感はいつもよりあった。
ガス欠にならないといいな、と思いながら残りを走る。

33,34kmくらいでまたかなり脚が痛くなり、ペースもどんどん落ちてくる。
裏目標として、「歩かず最後まで走る」というのも考えていたが、果たしてこのままいけるかどうか。
35kmでは近江牛のローストビーフを楽しみ、36,37,38kmと我慢しながら走る。

そして39km。脚はもう限界で、攣りそうだし痛みがかなり強い。
ここで、少し歩くことを決めた。もうゴールは確実だし、ここで歩いてもわずかだ。
走るのをやめ歩くが、これまでずっと動かしてきた脚は止まりづらく、勝手に脚が出て歩き続けた。
300mくらい歩き、大分脚も楽になった気がしたので、そこから走りを再開する。また痛くなったら歩こう、くらいのテンションで。

すると、不思議なことが起こった。

脚が全く痛くない。

もともと心配には余裕があったので、脚が痛くなく、残りわずかとなれば勝手にペースも上がっていく。
本当は体力温存もすべきだったのだろうけど、気持ちよく上がってしまうのでラスト2km、気持ちよくペースを上げて、最後はキロ4:15くらいでゴール。
この2kmのペースは平均4:30-5:00くらいはあったと思う。このときは脚より流石に心肺がきつかったかな。
ゴール後はさすがに歩きはよぼよぼだったが、あの激痛もなく、ぼちぼちと歩いて荷物受取、そして更衣室へ行き友人と会う。

その後、友人の家族の応援もギリギリでき、次の用事があったので、13:30くらいに守山駅行きのバスに乗って会場を後にした。
本当はフードコーナーで何か食べたいと思っていたが、意外と混んでいたので断念した。
とんぼ返りで守山駅→京都駅→新横浜駅と帰り、メシは新幹線で弁当とパンを食べた。
夕方には所用があったのでそれもこなし、家に着いたのは20時。久しぶりのマラソンで追い込んだからか、頭痛がひどかった。そんなに日焼けする天気ではなかったから、単に疲労かカフェイン不足か。
家に着いてから寒気がひどかったので熱を測ると37.5℃。イブクイックを飲むと頭痛と一緒にだいぶマシになった。ついでに筋肉痛も。
夜も風呂に入るときなどの寒さに弱く、とにかく今回のびわ湖マラソンは寒い一日だったようだ。

さて、ここで振り返り。今回は仕事でも使っているYWTのフレームワークで振り返ってみようと思う。

Y(やったこと):時間活用の面もあり、トレーニングはこの1年ほどんどがトレッドミルでのランとなった。特に直近6ヶ月はトレッドミル以外走っていない。
W(わかったこと):完全にトレッドミルの影響かは不明だが、ロードの不安定な道に対する耐性はやや弱いような気がする。一方で、心肺系はトレッドミルで十分に鍛えられた感じはある。とはいえ、昨年よりは脚は残っていたので、トレッドミルでも工夫すればそれなりのタイムは出るだろう。
T(次にやること):今回の結果を受けて、トレッドミルの傾斜を見直して3%にするのもありか。また、できれば月1回くらいはロードでのロングランができるとなお良いだろう。

Y:今回シューズは昨年のびわ湖マラソンで新たにおろして履いたクラウドフロー。1年間練習では使わずに今回また同じものを履いた。
W:おろしたてのシューズは独特な硬さがあり、自分は要注意かも。普段シューズを履きつぶしていてその柔らかさに慣れてしまっているのもあるかもしれない。
T:もしかしたら次回のマラソンでは練習である程度使ったシューズを使うのもありか。試しにやってみる価値はあるかもしれない。

Y:コロナ以来、そして子供が生まれて練習環境ががらっと変わってから初のマラソン。月間距離は100kmがやっとの中でのマラソンであった。
W:やはり練習は裏切らない。そして、昔はボートをやっていたときの体力の貯金もあり、走行距離が少なくてもゴリ押しできたが、今は年齢もあってそうはいかない。
T:地道でも練習を継続していこう。他にも忙しい方々が時間を振り絞って頑張っている。自分にできないはずはない。