ラン考えごと

サブスリーを目指すアラサーランナーのラン考えごと

今、走るときに考えないといけないこと(コロナウイルスとマスクランニング)

 山中伸弥教授のYoutube動画でランニング中のエチケットについて話されている。内容はランニング中もエチケットとして、口を覆うマスクやバフ(Buff)をしましょうというもの。
 また、twitterではお笑い芸人のたむらけんじさんがマスクをせずにランニングしている人に関して物申す的なツイートをしている。

 賛否両論はあろうが、コメント等を見ているとランナー側の意見として「ランニングのすれ違い程度でうつるはずがない」というものが目につくように感じた。一方で、非ランナーからはマスクをして走ることに同意の声が多い。

 この小さな論争を見て感じたのは、ランニングする側として、2つの観点からマスクをするかどうかしっかりと考えなければいけないということ。
 結論から言えば、ランニング中にマスクをするべきかどうかについて、僕は以下の2つの観点が存在していると思っている。

①他人に移す(他人に移される)リスクを減らす。
②他人に不快な思いをさせない。

 そして、ランニング中のマスクに反対するランナーの多くが、①しか考えず反論(自分を正当化)しようとしていることに疑問を感じている。

 コロナウイルスへの対応は、感染リスクを避けるために行動するのはもちろん大事である。ただ、それと同じくらい、この閉塞しどんよりした今の日本でどれだけお互いのことを思い行動するかも非常に大事だと思っている。
 ドラッグストアなどでのトラブルに関するニュースなども日々目にする。些細なことが人々のストレスを蓄積させ、それによる二次災害的な被害もこれからもっと増えていくのではないかと危惧している。

 そんな中、ランニング中にマスクをすべきかどうかについては、①だけではなく②の「他人に不快な思いをさせない」という観点ももったうえで自分の意志をもたなければいけない。
 僕は偉い人でも何でもないので、②まで考えた結果、それでもマスクをしないと判断するのであれば何も言わない。ただ、「ランニングのすれ違いだけでうつるわけない。だからマスクする必要はない」と狭い見識でしか判断できないことには問題があると思い、こういった内容を記すことにした。

 そして、自分自身はどうかというと、今後は少なくとも河川敷に出るまで街中を走るときはマスクをすることにした。
 これまでは走るときは人の少ない場所を選び、呼吸が大きく乱れないJogに留めていた。人とすれ違う時は鼻呼吸に切り替えていた。感染対策としては十分かもしれないが、やはりランナーのエチケットとして、少しでも不快な感情を減らすためにできることはやるべきだと判断した。
 ちなみに、マスクについては普段の生活では使わなくなったような古いマスクを使う予定。

 まだまだコロナウイルスとの戦いは長く続くと言われている。少しでも社会のランニングに対する風当たりを防ぐために、できることはやっていこうと思う。